ビジネスの話が出来ない

営業の業務をこなしていくためには、個々人それぞれ自分の適性を活かしたやり方を選んでいくことが求められます。

ですがどのような方針で行くことにしたとしても、必ず避けて通れない事項がいくつかあります。
その中の一つが、クライアントやその他の取引先の人たちとの会話です。
商品・サービスのセールスや広告宣伝活動については、複数のメディアや通信方法を用いて行っていくことができますが、実際に契約の場面になったときにはクライアントとビジネスとして打ち合わせをしていく必要があります。
ビジネスとしての会話は普段慣れ親しんだ人たちと行う雑談などとは違って、正確に素早く内容を伝達していくということをこころがけなくてはいけません。

新人の営業マンなどの中には、このビジネスとしての会話が苦手である人もいるようです。
またかなり慣れた営業マンであっても、セルーストークはうまいのだけれども実際のビジネスの場をきれいにまとめることができないというふうなタイプの人もいます。
一つ言えることは、ビジネスとしての会話は生まれつき上手い下手があるわけではなく、毎日の業務の中で誰でも身につけていくことができるものであるということです。
プライベートの場面で会話がうまい人というのは、逆に自分のトーク能力に自身があるためにビジネスの現場で求められる会話能力の学習を怠るという傾向もよく見られます。
ビジネスのための会話は、ビジネス文書の作成や基本的なビジネスマナーと同じく、一つの型があってそれに従うものであるという意識はしっかり持つようにしましょう。

ビジネスにおける話し方のコツとしては、「6W2Hをしっかりと話す」ということと「結論を先にはっきりさせて話す」という二点が最も重要になります。
6W2Hとは、When・Where・Who・What・Whom・Why・How・How muchの8つの項目です。
これはわかりやすい文章を書くためにも必要なコツでもありますが、物事の主語と述語をはっきりさせて、何がどのようになっているのかということをできるだけ簡潔に話すようにします。
雑談力が高い人というのは得てして言葉を飾ったり、おもしろおかしく大げさな言い方をするのがうまいことが多いので、この「できるだけ簡潔に、事実だけ」という話し方が苦手ということもありがちです。
むしろ普段は話下手と自覚している人の方が身に付けることはできやすいかもしれません。

また次の「結論を先にはっきりさせて話す」というのもかなり大切なことです。
クライアントや自社の上司への報告では、なかなかいいづらいことを言わなくてはいけないこともありますが、そうしたときにあれこれと言い訳を並べ立てたあとでようやく結論を述べるようではますます問題をこじらせてしまうことにもなりかねません。

例えば大型契約がとれたときなどよことの報告では「契約がとれました!」と先に結論から言い出すことが多いかと思いますが、どのような内容の話でもそうしたわかりやすさが出せるように意識して行うようにしていきたいものです。