NEC

・記憶媒体を持たないコンピュータ

みなさんはシンクライアントという言葉を聞いたことがありますでしょうか。シンクライアントとはパソコン自体にハードディスクなどの記憶媒体を持たないコンピュータの事です。

通常コンピュータはパソコンを操作させるためにオーエス(OS)を立ち上げます。その情報はパソコンの中にある記憶装置であるハードディスクに保存されています。その情報を引き出すことでパソコンはパソコンとして利用出来るようになるのです。

シンクライアントはパソコンのハードディスク自体がありませんので、パソコン自体では起動しません。ではそのパソコンを利用させるためにはどうするのか、それはネットワーク上のサーバーと呼ばれる親機のようなコンピューターから情報をダウンロードしてパソコンを起動させるのです。

シンクライアントで利用されるパソコンにはハードディスクがありません。記憶装置が無いのです。
そのため機密情報でさえもこのコンピューターには保持することが出来ないのです。

・営業の新しい武器としてのタブレット

現在革新的な企業の営業担当はほとんどのケースでタブレット端末を持っています。このタブレットを活かしてお客様にプレゼンテーションを行ったり、注文内容を入力したりします。

しかし便利なものはデメリットも併せて持っているものです。タブレットとして持ち運びがし易い反面、そのセキュリティは大丈夫なのかという心配が発生します。

そこで新しく用いられているのがシンクライアントという方法です。

ノート型のパソコンは重量もあり、起動に時間がかかったり、バッテリーの駆動時間の問題などもあります。その点タブレット端末であれば持ち運びがしやすく、外回りの営業担当も負担が減るはずです。

しかもそのタブレット端末がシンクライアント仕様で、その端末自体に情報が残らないとしたら、これほどセキュリティに守られたものがありません。機密情報を持ち運んでいないという心配も発生しません。

・ネットワーキングの発展とともに

ここまでシンクライアントおよびタブレットが発展したのもネットワークを駆使したコンピュータの利用がかなりのスピードで進歩しているからだと言えるでしょう。この進歩は目覚ましいもので、いつでもどこでも自分の必要な情報を入手することが出来ます。

便利なシステムではありますが、セキュリティの面での不安が利用者からも顧客からもあるでしょう。このシンクライアントはその不安を取り除く新しい技術なのです。持ち運ぶマシン自体に記憶媒体を持たないので、万が一紛失した場合にでも情報が漏れることはありません。
またマシンを利用するためのロック解除もワンタイムパスワードを利用すれば、情報の気密性は更に高めることが出来ます。