エジソン生命保険

エジソン生命保険は、GEグループの生命保険会社として誕生した企業ですが、2003年にGEが業務売却を決定したことからAIGにより買い取りを受け、現在は「AIGエジソン生命保険」として営業を継続しています。
過去になんども企業母体の移動があったこともあり、生命保険会社としての歴史は長いものの企業的風土はかなり身軽にできているということが企業的な特徴となっています。
エジソン生命保険は生命保険会社として初めてiPhoneによる営業管理システムを導入したことで、大きな注目を受けた企業です。
生命保険会社においては、外回りをする営業社員にとって本社サーバーとの連携やコールセンターへの連絡は必須のツールとなっているのですが、それをより効率的に行うためにと導入が決定されたのがスマートフォンであるiPhoneであったということです。

エジソン生命保険がツールとして導入したときのiPhoneは3GSと現在のiPhone規格に比べるとまだ発展途上中という感じもありますが、その時期で既にビジネスにスマートフォンを導入することを決定したというのは画期的であったと言えます。
もともとエジソン生命保険では、外回り中の営業社員との連携には支給するノートパソコンを使用することとなっており、連絡用の携帯電話にはBlackBerryが使用することが推奨されていました。
そこでノートパソコンと携帯電話を一元的に管理できるiPhoneが導入されることになったわけですが、これが結果的に大きな業務の効率化につながりました。

エジソン生命保険がiPhone 3Gを導入することになったのは2009年4月のことでしたが、その決め手になったのはプラットフォーム・ユーザーインターフェース・サポートの三点でした。
BlackBerryも同じくスマートフォンとしての機能は備わっていたのですが、日本においてはモバイル端末として広く使われていたわけではなく、また企業用に導入するときには専用サーバーを構築しなければならないなど、初期費用に大きなリスクが伴いました。
その点iPhoneは既にあるサーバーを利用することができるとともに、わかりやすいインターフェースを持ち、セキュリティにも強いということが評価されました。

iPhone3Gを使用した営業ツールとしては、顧客の契約内容の照会や、営業支援サイトとの連携、さらに社内メールシステムとの連携が主な内容になっています。
それまでのノートパソコンでは立ち上がりに時間がかかったり、通信が不安定になったりといったことがありましたが、スマートフォンにおいてはそのようなこともほとんどなく、時間を問わずに上記のような連絡や確認ができるようになっています。
まだ完全にノートパソコンの代わりとしてiPhoneが使われるようになっているわけではありませんが、今後は改善点を踏まえつつより便利な業務利用がされていくことが予定されています。